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ポルシェ パナメーラ GTS エンジンパワー低下 高圧ポンプ交換 警告 三重県 鈴鹿市

 エンジン警告点灯でご入庫です。

エンジンをしばらく駐めて再始動する際にスターター時間が長く、なかなかエンジンが掛からない状態でした。

 エンジンパワーテイカ ウンテンカノウハンバイテンヘ

何故かカタカナでメーターに表示されています。ベンツも警告表示はカタカナで表記されますね。

 AUTEL診断機にて故障診断実施

故障コードは、
P1023 始動時のフューエルプレッシャーが低すぎる/燃料量が少なすぎる。
P1026 フューエル高圧エラー
早速データストリームにてフューエル交換の実測値を測定しました。
実際50,000ぐらいの値が示されるはずなのですが、全く値が出ていません。
これでは燃料を高圧に噴射する事が出来ませんのでエンジンの始動が悪かったり、エンジン不調になったりします。原因としては、フューエル高圧ポンプの不良となります。プレッシャーセンサーの不良も考えられますが、機械的にポンプが作動していない為、エンジン不調を起こしていると判断し、フューエルハイプレッシャーポンプを交換する事となりました。

 高圧ポンプの交換はエンジンの後ろ側にあり、全く見える位置にありません。

ワイパーが取り付けられているカウルカバーをまず取り外していきます。それだけでは高圧ポンプは見えてきません。ワイパーモーターも取り外し、カバー類、クーラントホース類も取り外していきます。

 高圧ポンプ取り外しました。

ポルシェの純正部品はポルシェジャパンからしか部品の注文が出来ません。それは良いのですが、ポルシェジャパンのパーツセンターから直送してもらえず、一旦最寄りのディーラーに入荷してから弊社に配送されてきます。ですので、ポルシェに関しては通常よりも部品の入荷日数がかかります。

 交換後、再度故障診断をしました。

データーストリームにて高圧ポンプ交換後のステイタスを確認しました。
交換ポンプの基準値に入り故障コードも消えました。エンジンの始動も問題なくエンジンが掛かります。

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